トリコモナスの潜伏期間には個人差がある

トリコモナスの潜伏期間は平均すると10日前後になりますが個人差があります。
この10日という数はあくまで平均で、実際にはかなり個人差があり人によっては潜伏期間は違います。
早い人は感染してから3日後には症状を発症することがあり、遅い人は発症するのに1カ月ぐらいかかるでしょう。
潜伏期間から計算しても感染したタイミングや感染経路の特定を行うのは難しいです。

例えば1カ月の内に複数の人と性交したり接触を重ねている場合、全員に可能性があることになります。
原因菌の「トリコモナス原虫」に感染しても、必ず発症するというわけではありません。
潜伏期間のまま何も症状が起こらずに済むことも多くあり、実際トリコモナスに感染したとしても、特に男性の場合9割以上の人に何も症状が起こりません。
女性は男性より発症率が高いと言われていて、50~80%の人に数日間の潜伏期間後を経ていろいろな症状が見られるでしょう。

最初は症状がなかったとしても、その内1/3は半年以内において症状が現れるとされています。
女性感染者は潜伏期間だけで済む割合は約13~33%くらいです。
トリコモナスは潜伏期間でも感染力が強く、症状が出ていなくても潜伏期間中に関係を持ったりすると相手に感染するリスクが非常に高く危険な性病です。

潜伏期間中、検査を受けなければ自分が感染していることに気づきません。
潜伏期間中に不特定多数の人と関係を持つことによって、無自覚で多くの感染者を量産することになるでしょう。

特に注意が必要なのは自分のパートナーで、パートナーの感染が発覚した時です。
高い感染力を持っている性病なので、パートナーが感染したら高確率で自分にもトリコモナスがいると考えるべきでしょう。
感染していると感じたら感染経路の特定が大切です。
自分が感染源になってしまっていて、範囲を広げていることもあるので何かしら身体に異変を感じたら、すぐに医師と相談し早い段階で対処することをおすすめします。

トリコモナスは再発の可能性がある

日本においてトリコモナスは減少する傾向にあると言われています。
しかし再発を繰り返すというパターンが増えてきていて、再発を繰り返す場合、いくつかのケースが考えられます。
例えばトリコモナス原虫が死滅していなかったということがあげられるでしょう。

治療によって症状が現れなくなり完全に治ったと判断しても、原因であるトリコモナス原虫が死滅していないと再発する可能性があります。
パートナーから再感染することがあり、原虫を完全に死滅させたとしても、感染しているパートナーと関係を持つことによって再感染しトリコモナス症が再発することもあります。
男性の場合は症状がほとんど現れることはなく、検査しても「陰性」と診断されることが多いです。

トリコモナス症はもちろん他の性病と同じく、感染していることが分かったらパートナーも検査したり治療を行うことが大切で再感染を予防するようにしましょう。
隣接する臓器などから侵入することがあります。

膣トリコモナス症を治したとしても、トリコモナス原虫が腟ではない臓器に侵入していて生息しているケースがあります。
例えば子宮頸部や卵管に認められることがあり、また腟に戻って来て再感染することが可能です。
男性がトリコモナス原虫に感染する場合、原虫は前立腺や精巣に生息していることがあり、前立腺炎などを引き起こすケースがあります。

また、まれに尿道に生息することもあり、その場合には尿道から微量な分泌物が現れたり排尿する時にややしみるなどの軽い尿道炎などの症状を起こすことがあります。
しかし先述した通り、男性の場合は症状が出ないことも多く、トリコモナス原虫による感染が尿道だけの場合、尿で排出されることもあります。