トリコモナスに感染した時の症状について

トリコモナスに感染した時、男性と女性とで症状が発生する部位が微妙に異なってきます。
性器周辺に何かしらの異変があらわれるという点では同じですが男性の場合、尿道炎や前立腺炎を引き起こすことが多くなります。

具体的には排尿痛が起こったり、頻尿になったり、時に膿のような分泌液が尿道から排出されます。
トイレのたびに患部に痛みが走ったり、あるいは炎症の度合いによっては膿が止まらなくなったりすることもあるということです。
分泌液は黄色っぽい色になっているのが特徴で、症状を放置しているとそのうちに精巣にまで炎症が広がっていくこともあります。

男性であればまれに精巣上体炎、亀頭包皮炎などの症状を誘発することもあるので、時に注意が必要です。

女性の場合、膣だけでなく尿道や子宮頚管、膀胱などより多くの箇所に症状があらわれます。
具体的には膣内部で分泌されるおりものの量が多くなったり、臭いがきつくなったりするなどの症状です。

ホルモンのバランスによっておりものの量に変化が出ることはありますが、トリコモナスに感染すれば極端にその量が変化していくことになります。
膣内で雑菌が繁殖しやすくなることから、おりものの色は黄色っぽくなるのが特徴です。
普段からおりもののケアをしている、患部を清潔に保っているにも関わらず臭いがきつくなった場合には、トリコモナスへの感染を疑ってもいいかもしれません。

さらに炎症が尿道、膀胱にまで進むとトイレのたびに患部に痛みが走る排尿痛が起こり、日常生活にも支障をきたすことがあります。
そのまま症状を放置していても痛みやかゆみ、臭いなど不快な症状が治まるわけではないので注意していきましょう。

男性の場合でも女性の場合でも、性器周辺に痛みやかゆみ、何らかの違和感を引き起こすことになります。
症状の度合いによっては炎症が広範囲に広がることもある、この点はトリコモナスに感染した際には第一に押さえておきたい点です。

トリコモナス感染は無症状の人が多い

トリコモナスに感染したとしてもすべての人がその感染に気が付くというわけではありません。
男性の場合にはそれが特に顕著で、患者全体の50パーセントが先に挙げたような症状があらわれず、無症状のまま感染を見逃してしまいます。
無症状の場合でも長期間観察を続けていれば尿道炎や前立腺炎などを発症します。

この段階になって初めてトリコモナスの存在に気が付くというケースが大半を占めます。
発症から炎症が引き起こるまで、その期間は人によって異なるものの、未治療の状態がのびればのびるほど体への負担はおおきくなり、炎症による日常生活への支障は顕著になります。

女性の場合でもそれは同様で感染者のうち20~50パーセントもの人に症状が一切あらわれません。
データによってこの数字は若干異なってきますが、10人感染者がいてそのうちの半数近くが症状に気が付かず感染を見逃しているということです。
数字だけを見てもトリコモナス感染の危険性は見えてきますが、症状に気が付かないまま炎症が子宮にまで広がると、それが不妊症の要因の一つになることもあります。

すべての人がそうというわけではありませんが、無症状の人が多い分注意が必要になってくるということです。
トリコモナスの感染について、自覚症状がある人はごく一部であること、そして感染の発覚が遅れれば別の病気、症状を引き起こしてしまうことがあるということ、これらの点は覚えておくに越したことはありません。
男性の場合でも女性の場合でも、自覚症状がある場合にはすぐに、もしも無症状であったとしても体に異変を感じた段階でできるだけ早く、何かしらの対策を打っていくことがここではポイントとなってきます。